Waggle Dance of Honeybee(ミツバチの8の字ダンス)

近所の公園をお散歩して、ミツバチの撮影をしてみました。

今この公園では Echium Candicans(エキウム・カンディカンス)という紫の花が満開。

この花にはミツバチがうじゃっと集まります。

 

Honeybee and Echium Candicans

 

このお花の蜜は美味しいのかな?

ミツバチだけでなく、ハミングバードもこの花が大好きなんです。

 

Honeybee and Echium Candicans

 

ミツバチは美味しい蜜がある場所をお互い伝え合うって知ってましたか?

そう、それは教科書にも載っている、ミツバチの ”8の字ダンス” です。

 

8の字ダンスとは?

英語では Waggle Dance(尻振りダンス)と言われています。美味しいエサがある場所を見つけたミツバチは、巣に帰ると、お尻を振りながら8の字の形に動き回る Waggle Dance で仲間たちにその場所を教えます。

太陽の位置を基準として、そこからの角度で「方向」、ダンスをする時間(1秒=約1km)で「距離」を伝えています。

例えば、右45度の方向へ2秒間ダンスをすれば「太陽から右45度の方向、2km先に美味しいお花があるよ~」ってこと。

 

Honeybee Waggle Dance

 

ミツバチは暗い巣の中にいる時でも、体感で今太陽がどの位置にあるか分かるそう。なので、同じ場所を伝える時でも、その時の太陽の位置に従ってダンスをする方向(角度)も調整しています。

こんなに精緻な方法でコミュニケーションをとっているなんて、ミツバチってすごい!!

こんな風に皆で協力して沢山の花から蜜や花粉を集め、巣に持ち帰ってハチミツを作り、巣全体が冬を越すための十分な備えをしているんですね。

 

Honeybee and Echium Candicans

 

またミツバチは巣別れをしますが、新しい巣の候補地もこのダンスで仲間に伝えているそうです。その情報を受け取って偵察に行った他のミツバチ達は、自分もその場所が気に入れば巣に戻って同じダンスをします。そして多数決で引っ越し場所がきまるんですって。

つまりミツバチにとって、8の字ダンスは「この場所にいいものあるよ~♪」という意味。

 

Honeybee and Echium Candicans

 

8の字ダンスはミツバチが高度な社会性を持つことを示す一つの例に過ぎません。彼らの社会は私たちの想像以上にシステム化されています。

とっても興味深いミツバチの生態、もっと知りたくなってきますね。

 

 

*私のミツバチの撮影法はこちら*

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