Racetrack Playa & Badwater (レーストラック & バッドウォーター~デスバレー国立公園)

トロナ・ピナクルズバララットと寄り道をしながら、ようやくデスバレー国立公園に到着。今回の訪問はメインの撮影地がふたつあって、そのひとつが Racetrack(レーストラック)です。

 

Racetrack Playa

Racetrack Playa(レーストラック・プラヤ)は幅約2km、長さ約4.5kmのドライレイク。この表面に岩石が点在しているのですが、まるで自分で動いたかのような跡が地面に刻まれています。まるで石と石がレースをしているような不思議な光景。

ここまで来るには約26マイルのダートロードを走る必要があるのですが、大きい石の砂利道でまあまあの悪路。久しぶりにこの道を走ったら、思ってた以上にラフでした。行きかう車もジープが多かったですが、私のフォレスターでも無事行けました。

途中の道のりはワイルドフラワーが咲いてたり、ジョシュアツリーが密集してたりと目を楽しませてくれます。広大な砂漠の景色の中をひたすら走り続け、ようやく Kettle Junction(ケトル・ジャンクション)までやって来ました。

 

Kettle Junction, 6 miles from Racetrack Playa, Death Valley National Park

 

ここまで来たら、レーストラックまではあと残り6マイル!

 

やっとドライレイクに到着です。持ってきた食材でサンドイッチを作り、遅めのランチを食べながら日が暮れるのを待ちます。今日は遠くに雨雲も見えるので、夕方の空が期待できそう。

 

Moving stone in Racetrack Playa, Death Valley National Park

 

ところで、なぜ石が動くのかは長い間謎に包まれていました。様々な仮説があり、冬の雨で地面がぬかるんだ時に強風に押されて動いた、重力によって動いた、宇宙人がやってきて動かした…などなど。

しかし2014年、ついに動く石のミステリーが解明されたのです。そのメカニズムは以下の通り。

  1. 冬に雨が降りドライレイクの表面に水が溜まる
  2. 夜の冷え込みで薄い氷が張り、翌日に出た太陽によって氷が解け、弱い風の力で氷の表面が割れる
  3. その氷の板が風の力で移動し、石が押されて地面に跡がつく

石が動く速さは分速約2~5メートルにもなるそう。

そしてこの現象はある一定の自然条件が重なった時にだけ起こります。それは、ドライレイクに浅い池を作るだけの雨量、薄く張った氷、弱い風、そして氷を解かす太陽の光。

 

自然の力って本当に不思議ですね。

 

Moving stones in Racetrack Playa at sunset, Death Valley National Park

 

この日は他に3~4組のグループが来ていたのですが、日が暮れると誰もいなくなってしまいました。この美しい夕焼け雲のショーを、私達だけで堪能。

 

そして今夜は車中泊。キャンプ用のコンロでお湯を沸かし、簡単な夕食を済ませます。辺りはシーンと静まり返っていて、星空がとても綺麗な夜でした。

この辺りはデスバレーの中でも標高が高く、1100メートルを超えます。でも夜の気温はそんなに低くなかったので、寝袋にくるまってれば寒さは感じませんでした。

 

Moving stone in Racetrack Playa at dawn, Death Valley National Park

 

翌朝も日の出前に起きて撮影開始。

Blue Hour と呼ばれるこの時間帯はミステリアスな雰囲気が漂います。

 

Moving stones in Racetrack Playa in morning light, Death Valley National Park

 

動く石の跡は直線のものもあれば、途中で方向を変えるものもあり様々。

朝一番は太陽が出て良い空だったのですが、急速に雲が増え光が無くなってしまいました。なのでこの後は次の目的地 Badwater(バットウォーター)を目指すことに。ここからは約3時間半のドライブです。

 

Badwater

バットウォーターは北アメリカの中で標高が一番低いポイントで、海抜マイナス86メートル。かつては塩水湖だったこの場所、現在はソルトフラット(塩の平原)が広がっています。

デスバレー国立公園に来たら外せない場所なので、いつも人が多いです。パーキングも満杯で車は道沿いに溢れていました。私達も少し離れた所に車を停め、そこから歩いてソルトフラットへ。

前回来た時は地面がドロドロで塩の模様が無く、今回はどうだろうと心配してたのですが…

 

Badwater in Death Valley National Park is the lowest point of North America

 

奥の方にどんどん歩いていくと、綺麗な塩の模様が出てきました!

 

Salt flat pattern at sunset, Badwater, Death Valley National Park

 

奥へ行けば行くほど真っ白。

 

Badwater at Twilight, Death Valley National Park

 

日没後のバットウォーター。

この塩の模様を見るだけでも、ここまで来る価値あります。

 

デスバレーも素晴らしい被写体がいくつもあって、季節、天候、時間帯によって様々な表情を見せてくれる場所。また何度もここに来たいな、と改めて思いました。

 

 

行き方

Racetrack Playa:

一般的な北からのアクセスです。Furnace Creek ビジターセンターからは約3時間のドライブ。CA-190 を北に約17マイル、右折して Scotty Castle Road を約34マイル、左折して Ubehebe Crater Road を約6マイル走り、右側に出てくるダートロード(Race Track Road) を約26マイル走るとドライレイクに到着。ダートロードは4WD/ハイクリアランス車必須。ドライレイクの一番奥(南側)に車を停め、奥へと歩いていくと、動く石が散らばっています。

 

Badwater :

Furnace Creek ビジターセンターから約25分のドライブ。CA-190 を南に約18マイル走ると、右側に駐車場が出てきます。ボードウォークを渡り、ソルトフラットの上を好きな所まで歩いていくことができます。

 

 

Death Valley National Park(デスバレー国立公園)
今年の5月初め Death Valley National Park(デスバレー国立公園)に行ってきました。 もう何回も行っている場所ですがこの季節に行くのは初めて。デスバレーという名前から乾いた不毛の土地をイメージしてしまいますが、...

 

 

 

 

Leave a Comment