アリゾナ州 ツーソンは Saguaro National Park(サワロ国立公園)や Barrio Historico(バリオ・ヒストリコ)など見所のとても多い町ですが、特にお気に入りはここ Arizona-Sonora Desert Museum(アリゾナ-ソノラ砂漠博物館)。
Sonoran Desert(ソノラ砂漠)とはアリゾナ州とカリフォルニア州の一部、メキシコ北西部、バハ・カリフォルニアの一部を含む砂漠地帯の名称で、このミュージアムに来れば砂漠に生息する様々な動植物の生態系を楽しく学ぶ事ができます。
西側のサワロ国立公園のすぐ近くなので行くまでの道のりも素晴らしく、大きなサワロサボテンが立ち並ぶ雄大な景色の中をドライブして行きます。アリゾナの砂漠風景と一体化していて自然な形で動物や植物が展示されているのがとてもいい感じ。
じっくり見ていたら1日では足りないほど充実した場所ですが、私達はもう何度も訪れているので、朝1番で入場して数箇所の撮影したいポイントを効率よく周るようにしています。ほとんど屋外のトレイルを歩いて見る事になるので、ウォーキングシューズ、帽子、日焼け止めはマスト。
入場して真っ先にチェックするのが、1番奥のエリアにいる2匹のコヨーテ達。久しぶりに会えたけど元気そうでよかった。
目を閉じて休んでいるコヨーテ。日によっては人前に姿を見せないこともあるのですが、この日は私達の前に頻繁に現れてくれました。
何年も前から見ているので、久しぶりに会うと顔や体つきの成長を感じる。
コヨーテの前にはフェンスがありますが、望遠レンズでフェンスの網が写らないように撮ってます。
岩の上で気持ち良さそうに日向ぼっこ。
デザートミュージアムでは10月から3月までの毎日、午前10時と午後2時の2回 Raptor Free Flight という鳥のショーをやっています。普段は近くで見ることの出来ないフクロウや鷹などの大型の鳥が、飛んだりエサを食べたりするのを至近距離で見られるとってもエキサイティングなショー。
これは Great Horned Owl(アメリカワシミミズク)というフクロウ。ボランティアの調教師達が木の枝にエサを置いて合図をすると、それをめがけて観衆の頭上を飛び回ります。
こちらは飛び立つ Barn Owl(メンフクロウ)。こんなユニークな鳥たちを自然に近い状態で見れる機会はめったにありません。
こちらは繊細なシマシマのお腹と足が素敵な Gray Hawk(鷹)。
園内にはハミングバードの館もあります。小枝に止まるメスのアンナハチドリ。
アリゾナといえば州鳥の Cactus Wren(サボテンミソサザイ)。
こちらのキツツキはソノラ砂漠に生息する Gila Woodpecker という種類。
アメリカ西南部の砂漠地帯に生息する Desert Bighorn Sheep(ビックホーン)。立派な角をもった雄です。
Javelina(ペッカリー)もアメリカ西南部を象徴する動物。長いまつげが可愛い。
デザートミュージアムのアイコン的存在はこのマウンテンライオン。野生のマウンテンライオンが人前に姿を現すことはほとんど無いので、こうやって近くで見れるのは貴重なのです。
他にももっと沢山の動植物が展示されていて、レストランやお土産屋さんも充実。砂漠に興味があれば、絶対に行く価値のあるところです。
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