Aztec Ruins National Monument(アステカ遺跡国立記念物)

チャコカルチャー国立歴史公園を後にした私たち、実はこの後 Bloomfield の町で買わなきゃいけない物が出てきてしまいました。それはキャンプ用のガスボンベ。新品を買って持ってきたのですが、なんとマウントが違くて使えなかったのです(泣)。これからまだ数日はキャンプの予定があるし、今後キャンプ用品が買えるような町を通ることも無さそうなので、どうしても今日中に手に入れないと…。

いくつかお店を回ってなんとか買えたのですが、時間が残り少なくなってしまいました。なので最初の予定を変更して、すぐ近くにある Aztec Ruins National Monument(アステカ遺跡国立記念物)に行くことにしました。

ここも私的には前から気になっていた遺跡のひとつ。チャコカルチャー国立歴史公園と同じ、古代プエブロ人によって 12~13世紀にかけて建築された遺跡です。

元々はチャコキャニオンの衛星都市のような感じで作られたのですが、11世紀初めにチャコキャニオンが衰退した後、この地域の社会、経済、文化活動の重要な中心地となったそう。

 

Aztec Ruins National Monument

 

建物は3階建て、部屋数は400以上、キバの数は約28。

こうしてみるとなかなか立派な遺跡ですね!

 

Great Kiva, Aztec Ruins National Monument

 

ここには儀式用のグレートキバが復元されたものがあり、その中に入ることができます。

円形の地下構造で、直径は約20メートルとかなり大きい。宗教儀式や社会的な活動が行われる場所として使用されていました。

 

Great Kiva, Aztec Ruins National Monument

 

窓からは夏至や満月などに特定の方向で光が差し込むため、太陽と月の配置を考慮して設計されていたと考えられています。古代プエブロ人にとって宇宙や天体との繋がりはとても重要。なぜなら太陽、月、星の動きから時間を把握し、農業サイクルを計画、そして儀式を行っていたから。改めて、古代の人々の能力って凄いですよね…。

 

一見地味な感じですが、ネイティブアメリカンの遺跡が好きな人には訪れる価値があると思います。入場はフリーだし、見るのにあまり時間がかからないのもグッド。

ちなみに南米のアステカ文明とは一切関係はありません。19世紀にヨーロッパの開拓者が遺跡を発見した際に、アステカ文明と関係があると誤解したそうで、そのままアステカという言葉が使われているんだとか。結構いい加減なんですね~(笑)。

 

 

行き方

ニューメキシコ州 Bloomfield(ブルームフィールド)の町から北へ約15分のドライブ。US-550 を約8マイル北上して Aztec Blvdを左折。川を渡ってすぐの Ruins Rd(Rd 290)を右折。この道のつきあたりがビジターセンターです。

遺跡はビジターセンターの奥にあり、約0.5マイル(0.8km) の簡単なトレイルを歩きながら遺跡の中を見る事ができます。通常なら1時間もあれば十分です。

 

 

 

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