世界的に有名な温泉猿、Snow Monkeys (ニホンザル)に会いに長野県へ行ってきました。
この地域の猿たちにとって、温泉に入ることは冬の厳しい寒さをしのぐ為ために身につけた知恵なんだそうです。人間も一緒に入れるの?と疑問に思う方もいると思いますが、温泉はお猿さん専用に作られたもの。
野生なのでいつ温泉に来てくれるかは分からないのですが、良いエサで餌付けすることによって、ここに来れば山にいるより美味しい餌をもらえるということを猿たちに学習させているそうです。
お母さんの背中に乗って移動する赤ちゃん猿。子供の猿は顔が赤くないのです。
この日は週末だったので沢山の人が訪れていました。聞いていた通りお客さんの半分以上は外国人。特に温泉の周りは人だかりがすごくて、カメラを向けるのも一苦労。
雪の降る中で撮影がしたかったのですが、あいにくこの日はお天気で気温も高め。お猿さんたちは温泉の周りには来てくれるのですが、寒くないのでなかなかお湯に入ってくれません。
お母さんの毛皮に顔をうずめる小猿。ふさふさで暖かそう。
つぶらな瞳でこちらを見つめる小猿。
親子でよくノミ取りをしていました。観察していたら、摘んだノミをペロッと口の中へ… まっまさか食べているとは(恐)。
ここは渓谷の中にあるので冬は暗くなるのも早い。午後四時には閉まってしまいます。
なかなか温泉に入ってくれなかったのですが、最後の30分くらいになってやっと入ってくれました。閉店前の大サービス?!
濡れた毛が何かに似ているな~と思ったら… そう、濡れたとろろ昆布。
寒いのに湯冷めをしないのか心配ですが、猿の毛は細かい毛が密集しているうえに汗腺が少なく、汗をかかないので体温が落ちにくそう。
トレイル情報
地獄谷野猿公苑(Jigokudani Snow Monkey Park) のスノーモンキーを見るには、駐車場から約2キロ(約30分)のトレイルを歩いて行きます。駐車場が混んでいる場合は近くにある美術館の駐車場を利用することになりますが、そこからだと40分ほどの道のり。山あいの道はほぼ平坦で特に難しいことはありません。冬は積雪や凍結があるのでスノーブーツが必要です。
Leave a Comment