今まで2回に渡ってミツバチを綺麗に撮る方法を紹介してきましたが、今回はミツバチを野外で撮る時の注意点を書いてみました。
ミツバチはめったに人を刺したりしません。私も撮影でかなり近くに寄ってしまうこともありますが、一度も刺されたことはありません。でも野生の世界ではいつ何が起こるか分からないので、なるべく彼らを刺激しないように、近づきすぎたり、彼らの行動を邪魔するような行為はしないようにしましょう。
中にはミツバチにそっくりなのにとても凶暴な Africanized Bee(アフリカナイズドミツバチ)という種類がいます。彼らは突然大群で人間を襲うことがあり、刺されて亡くなるケースも少なくありません。 “Killer Bee” とも呼ばれているんだとか。
この蜂は大きさも見た目も通常の Western Honeybee(セイヨウミツバチ)と瓜二つなので外見で見分けることはほぼ不可能。専門家でもその行動パターンでしか区別することはできないそうです。アメリカ合衆国の南西部(南カリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、テキサスなど)に多く生息。近年はセイヨウミツバチとの交雑種が増えているので、厳密にどちらの種と定義するのも難しくなっているそうです。
気になったので、通常のミツバチと比べたアフリカナイズドミツバチの特徴を調べてみました。
- 群れを作りやすい。
- 頻繁に巣を移動する。
- 防御本能が強いので、自分達の縄張りに入った生き物を攻撃する。
- 一旦攻撃するターゲットを見つけたら、逃げても長い距離を追いかけ攻撃し続ける。
とのことですが、群れで攻撃し、逃げてもずっと追いかけてくるって… 怖すぎます。
アフリカナイズドミツバチは日本にはいませんが、日本ではスズメバチがいますよね。こちらも凶暴で人を襲うことのある蜂なので、見かけたら近寄らないのが賢明。
これらの攻撃性の強い蜂に刺されないようにするには、強い匂いの香水、光りもの(ジュエリーなど)、黒っぽい洋服は避けた方がいいみたいです。黒い髪の毛、目などもターゲットになりやすいので、追いかけられたら頭や顔を保護するのを忘れないで。
とはいえ、お花の周りで花粉を集めている通常のミツバチに関しては神経質になる必要はないと思います。ミツバチがそのような通常の行動をしている時は、おとなしくてとっても可愛いのです。
花粉まみれになってデイジーの蜜を吸うミツバチ。
使用カメラ&レンズ: Canon 7D Mark II, EFS 55-250mm f4-5.6, Fotodiox Macro Extension Tube
どうか注意だけは怠らず、彼らの邪魔をせず、楽しくミツバチの撮影を行って下さいね。
Disclosure: 記事内のリンクの⼀部はアフィリエイトリンクです。詳しくは Privacy Policy をお読みください。
Leave a Comment