ダイナソー国定公園のエコパークで雨に降られてしまい、急いで山道を南下し Hwy40 まで戻ってくると、この辺りは雨は降っておらず晴れ間がでていました。でも大きなサンダーストームの雲が周辺を停滞しているので、これ以上ダイナソー国定公園内のダートロードを走るのはちょっと不安…。
なので予定を変更。その日の午後は、翌朝訪れるつもりだったファンタジーキャニオンに行くことにしました。
アメリカ西部には不思議な形の岩がごまんとありますが、ここはちょっとだけ雰囲気が違う。灰色のサンドストーン（砂岩）で出来た岩柱は、太陽が傾くとベージュ味を帯びてきます。そしてこのぐにゃぐにゃした、上手く表現できない不思議な岩の形は、何か怪獣のように見えたり、人の様にも見えたり。まるでおとぎ話に出てきそうな空間です。
到着したのはまだ午後の早いうちだったので、夕方まで車の中で昼寝をし、日が傾いた午後５時ごろにようやく撮影を開始しました。
だんだん空がいい感じになって、どこをどう切り取ろうかと考えながら三脚を担いで急ぎ足で動き回る、 一番焦る時間です。
Fantasy Canyon, UT
と、ここで事件が起きてしまいました。
なんと、気づいたら三脚に載せていたカメラを地面に落としていたのです！ 急いでカメラを拾ったのですが、変な音がしてシャッターが押せなくなってる… こっ壊れた？ 目の前真っ暗😱 レンズそしてカメラまで壊れていたら、修理や買い替えにいくらかかるのか、、、と一気に不安が押しよせる😂
よくよく見てみると、カメラではなくレンズから変な音がしていました。レンズに不具合があるのは確実のよう。問題なのは広角レンズはこれ一本しか持ってこなかったこと。もう一台ミラーレスのカメラを持ってきたのですが、そのカメラは望遠用に使おうと思っていたので、それ用の広角レンズは持ってこなかったのです。広角レンズが無ければ風景写真は撮れないよ～。どうしよう、、、旅はまだまだ半分以上も残っているのに😭😭😭
かなりショックでしたが、なんとか気を落ち着け、とりあえずこの場は携帯でビデオを撮り。
それで作ったミニ動画はこちら↓
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日没時は雲はほとんど消えてしまい、空もあまり色づきませんでした。写真は撮れなかったけど、空もイマイチだったので、まあいっか。
でも明日からは広角レンズ無しでどうしたらいいのかな…。
とにかく今はネガテイブな事は考えないようにしなくちゃ。なんとかなると自分に言い聞かせ、Vernal のホテルへ戻りました。
次回へ続く
行き方
ユタ州北東部にある Vernal（バーナル）という町から約1時間のドライブ。Hwy40 から Hwy45 に入り、南へ約20マイル走り、左折して Glen Bench Road に入ります。約13マイル走ったら、左折して Coyote Washington Road をに入ります。ここからは未舗装道路です。比較的状態の良い道ですが、雨が降るとドロドロで走れない可能性もあるので注意。この道を約2.4マイル進んで右折、次は約0.8マイル進んで右折、次は約0.5マイル進んで左折、そして約0.4マイル進んで右折するとファンタジーキャニオンのパーキングがあります。
グーグルマップやGPSでは違う行き方を示すかもしれません。周辺にはオイル工場があり、そのためのサービスロードが幾手にも分かれていて、平日は大きいトラックが頻繁に走っています。現在ははサインが出ているので迷うことはないと思います。
トレイル情報
パーキングから岩までは約60メートルとすぐ。全体を周るトレイルは約0.5マイル、石やサインでマーキングしてあります。あまり広くないエリアに岩が集中しているので、ゆっくり見ても2時間もあれば足りそう。もちろん夕日や朝日の撮影を兼ねるのであれば、いくらでもいられます。
岩はとても繊細でデリケート、崩れてしまった岩も沢山あります。ダメージを与えることなく、大自然の彫刻を楽しみましょうね。
前回訪れた時の写真↓
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