ユタ州にある Capitol Reef National Park (キャピトルリーフ国立公園)の1番の見所とも言われているのが、Cathedral Valley(カテドラル・バレー)にある Temple of the Sun and Moon(テンプル・オブ・ザ・サン・アンド・ムーン)と呼ばれる岩。Monolith(モノリス)という巨大な一枚岩で、大聖堂のような形をしていることからこの名前がついたそうです。
この岩は全60マイルのループ状になったダートロードの途中にあります。UT-24沿いの Hartnet Road という道からループに入るのですが、ここからだと Fremont River という浅い川を車で渡らなくてはいけません。
川岸まで行ってみたものの、結構水が深くて私の車で渡るのは無理そう。川を渡るのは止め、その代わりにループの反対側からこの岩にアクセスすることにしました。
通常、川の深さは30cmくらいだそうですが、季節や天候で変わるのでビジターセンターでチェックすると良いです。
私たちは夕日と朝日を撮るのが目的だったので、岩までの道のりを2回往復しました。全68マイルの道のりをこなし、ダートの運転が少し上達したように感じたのは気のせいかな…。
左が Temple of the Sun、右が Temple of the Moon。シンと静まり返った荒野にそびえ立つ岩を見上げていると、まるで別世界に来てしまったよう。
夕方は岩のサイドに日があたり、刻々と影の部分が広がっていきます。
翌日の早朝同じ場所に戻ってきました。朝日が昇るとオレンジの光が岩の上部から徐々に当たり始めます。息を呑むような美しさ。
太陽が登るにつれ、日が当たる部分がどんどん大きくなる。静かで爽やかな朝の空気が広がります。
少し離れた高台から撮影。見る場所によって岩の形も印象も大きく変わります。
道があまり良くないのでここを訪れる人は少なく、2日間とも全く誰にも会いませんでした。でもそれがこの空と大地を独占しているような、贅沢な気分にさせてくれます。
運転は少し大変ですが、その何倍もの価値がある素晴らしい風景です。
行き方
Fremont River を車で渡らなくてすむ、ループの反対側からのアクセスです。UT-24沿い、Caineville という町のすぐ西側にある Cathedral Road というダートロードに入り、約17マイル走ると岩に到着します。砂地やデコボコがあるのでハイクリアランス車は必須。
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