Sand Island Petroglyph Panel(サンドアイランド壁画パネル)

珍しく3連泊もした Blanding の町のモーテルをチェックアウトして、今日から私たちはアリゾナへ向かいます。この日は時間に余裕があったので、途中の Bluff(ブラフ)という町のすぐ近くにある Sand Island Petroglyph Panel(サンドアイランド壁画パネル)に寄り道してみました。

ここはハイウェイからも近く、とてもアクセスのしやすい壁画。隣にはコロラド川の主な支流である San Juan River(サンファン川)が流れていて、ラフティング目的で来る人が多く、キャンプグラウンドもあります。

ここの壁画は約300~3000年前のものと言われており、National Register of Historic Places(アメリカ合衆国国家歴史登録材)に指定されているそう。

古い壁画は薄くて見えにくいですが、よく見ると結構良いものがあるのです。

 

Kokopelli playing flute, Sand Island Petroglyph Panel, UT

 

これはココペリの壁画。

Kokopelli (ココペリ)とは、ネイティブアメリカンの精霊のひとつ。フルートを吹きながら各地を回り、豊作、子宝、幸福、長寿などをもたらしたと言われています。また、吟遊詩人、ストーリーテラーでもあり、音楽の精神の象徴でもあります。

ココペリはモチーフとしてネイティブアメリカンのグッズでよく見かけるけど、本物の壁画はなかなかお目にかかれません。

 

Bighorn sheep playing flute, Sand Island Petroglyph Panel, UT

 

フルートを吹いたビックホーンシープもありました。これも珍しいですね!

 

Sand Island Petroglyph Panel near Bluff, UT

 

ビックホーンシープと何か言い争いをしているような絵。

 

Sand Island Petroglyph Panel near Bluff, UT

 

マスクのようなものとか、いろいろと不思議なものが描かれています。

 

Sand Island Petroglyph Panel near Bluff, UT

 

ヘッドドレスを付けた人物でしょうか。

 

Sand Island Petroglyph Panel near Bluff, UT

 

これははっきりとして比較的新しい壁画。Ute(ユート)族や Navajo(ナバホ)族のものだそう。

 

 

行き方

ユタ州南東部にある Bluff(ブラフ)が一番近い町。US-191を西へ約3.5マイル走り、Sand Island Roadを左に入ります。約0.3マイル進むと道がふたつに分かれるので、右側のダートロードに入って少し進むと目の前のキャニオンの壁に壁画が見えてきます。ダートロードは良い状態で、乾いていればたいていの車は大丈夫だと思います。歩く距離もほとんどありません。

 

 

 

 

 

Leave a Comment