Buckhorn Wash Pictograph Panel(バックホーン ウオッシュ壁画パネル)

ナインマイルキャニオンの壁画を見た後、そのまま Nine Mile Canyon Rd を走り抜け、Price(プライス) というこの辺で一番大きな町に向かいました。今夜はまたキャンプの予定なので、その前にグロサリーストアに寄って新鮮な野菜や果物を調達したかったんです。

これから向かうのは Buckhorn Wash Pictograph Panel(バックホーン ウオッシュ壁画パネル)。この辺りはSan Rafael Swell (サン ラファエル スゥエル)と呼ばれるエリアで、壁画の宝庫として知られています。

その中でもここは比較的整備された壁画サイト。走り易いダートロード沿いにあり、壁画のすぐ前まで車で行けるのが便利。詳しく説明された看板やトイレもあります。

壁画はもともとたくさんのダメージがあったそうですが、1995年に修復されたお陰でとても良い状態。壁画の前には柵があるけど、広角レンズでも十分写真は撮れます。

 

Buckhorn Wash Pictograph Panel, San Rafael Swell, UT

 

ここの壁画の多くは、 Barrier Canyon Style (バリアキャニオン・スタイル)のピクトグラフ。逆さ台形の長い体をもったフィギアが特徴で、少なくとも2000年前のもの。

描かれているのは神々、精霊、シャーマンなど。

 

Buckhorn Wash Pictograph Panel, San Rafael Swell, UT

 

これも面白い! 左にいる動物は蛇?ドラゴン?

 

Buckhorn Wash Pictograph Panel, San Rafael Swell, UT

 

右の方の赤いフィギアは天使のように見えますね。体に生えた羽のようなフリンジはとても丁寧に描かれていて、雨、もしくは何かのパワーを表現しているのか?と言われています。

私がこれらのピクトグラフで興味深いと思ったのは、フィギアの体の中心部に小さい穴が掘られていること。ひとつだったり縦に数個だったりで、壁画を完成させた後に明らかに何かの理由で上から穴が掘られているそう。どういう意味があるんだろ?不思議ですね!

 

Sheep Petroglyphs on Buckhorn Wash Pictograph Panel

 

ここではピクトグラフだけではなく、ペトログリフも見ることができます。ここにあるのは Fremont Culture(フレモントカルチャー)と呼ばれる、もうひとつのユタ特有の壁画スタイルで、およそ1000年前の物だそう。

 

私たちはこの日、Buckhorn Wash Rd 沿いでキャンプもしました。

壁画から4マイルぐらい南下したSun Rafael 川の近くにトイレのあるキャンプ場もあるのですが、そこ以外でも道沿いで個別にキャンプできます。個別サイトは番号が書いてあるので、自分の好きな場所を選んでキャンプ場に戻り、箱に15ドルを入れて払えばOK。

このあたりは崖沿いで眺めも良く、居心地はとても良かったです。夜にはなんと、スターリンクと呼ばれる、何十個もの衛星が一列に連なって飛ぶものも見れました。知らなければ UFOかと思うぐらい不思議な物体✨✨これも良い思い出😊

 

 

行き方

一番近い町はユタ州 Green River(グリーンリバー)。ここから約1時間15分のドライブです。I-70を西に約29マイル走り、Exit 131(Temple Mountain Rd)を出ます。ストップサインを右折して、Buckhorn Wash Draw Rd に入ります。ここからはダートロードですが、綺麗なのでほとんどの車は走れると思います。そのまま北に向かって約24マイル走ると、右側に壁画サイトがあります。途中の景色もとても良く、走るのが気持ちの良いダートロードでした。

この Buckhorn Wash Rd 沿いには、Dinosaur Footprint(恐竜の足跡)や Morrison Knudsen Tunnel (1940年代にアメリカ国防省が極秘実験をしていたトンネル)など他にいくつか見所があるので、時間があれば探検してみてくださいね!

 

 

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