ユタ州の Natural Bridges National Monument (ナチュラル・ブリッジズ国定公園)は半年前の12月に来たばかり、なのにまた来てしまいました。
冬に来た時は寒いしお天気も悪くて、あまり綺麗な写真が撮れなかったのが心残りだったのです。でも今回はとっても良いお天気、やっばり青空を背景にした方がブリッジの美しさが引き立ちますね。気温も暑くもなく寒くもなくトレイルを歩くのも快適なハイキング日和でした。
この公園のメインのアトラクションは、Sipapu(シパプ)、Kachina(カチーナ)、Owachomo(オワチョモ)という3つのブリッジ。
その中で一番大きくて見ごたえのあるのがこの Sipapu Bridge(シパプ・ブリッジ)。冬に来た時はトレイルが凍っていて歩けなかったので、今回歩くのを楽しみにしてました。
トレイルは片道0.6mi(1km)と短いですが、標高差が 500ft (152m) もあるので登りはかなり疲れます。でもさすが国立公園、傾斜の激しい所や岩の滑りやすい所に階段や手すりが作ってあるのでとても歩き易い。
降りるのは簡単、あっという間に谷底に到着。下から眺めたシパプ・ブリッジ。
3つのブリッジは谷底のトレイルで繋がっていて、全長8.6マイル(13.8キロ)のループになっています。
今回は Horse Collar Ruin (ホースカラー遺跡)というネイティブアメリカンの遺跡を探しに、シパプ・ブリッジから西へ方面に0.9マイル程歩いてみました。
これがホースカラー遺跡。ふたつの出入り口が Horse Collar(馬の首輪)に似ていることからこの名前がついたそう。
700年以上前のものだそうですが、かなり良い状態で残っています。なぜかというと、この遺跡は結構行きにくいところにあるから。渓谷内の崖の中腹にあり、崖を登ってここまで来る人はあまりいないそうです。私たちも崖を登る場所がよくわからなくて苦労したので、遺跡に到達できた時は思わずやった~と叫んでしまった(笑)。
住居跡やキバも残っています。
遺跡に行く途中のトレイルには手のピクトグラフも。
こちらは一番古いとされている Owachomo Bridge(オワチョモ・ブリッジ)。一番侵食が進んでいるので他のブリッジより細くデリケート。
行き方
一番近い町はユタ州南東部にある Blanding(ブランディング)。US Route 191 を南に約4マイル、UT 95に入って約30マイル、UT 275 を右に約4マイル走ると公園の入り口に到着。約45分のドライブです。
トレイル情報
- Sipapu Bridge – 片道 0.6mi(1km)標高差 500ft (152m) ハード
- Kachina Bridge – 片道 0.75mi(1.2km)標高差 400ft(122m)ややハード
- Owachomo Bridge – 片道 0.2mi(0.64km)標高差 180ft(55m)簡単
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