Salton Sea (ソルトン湖)はカリフォルニア州南部のインペリアル・バレーと呼ばれる内陸部にある塩水湖。
1920~1950年代には Salton City、Desert Beach などの町がつくられ、白い砂浜のリゾート地として人気の場所でした。しかし内陸湖なので出て行く水路が無く、次第に湖の塩分や農業用水の流入による農薬が増加し、魚類が生息出来なくなっていったのです。
水が汚染されるとリゾート地としても衰退、当時作られたホテルやリクリエーション施設は放置されたまま廃墟と化してしまいました。
一方でここは400種類以上の鳥類が観測される野鳥の宝庫。太平洋を渡る鳥たちの休息地でもあります。今はあまり人気の無いこの湖にいる鳥たちは、リラックスした様子で休んだりエサを捕って過しています。私はこんな鳥たちの様子を見ているのが大好き。1日中ここに居たくなってしまう。
朽ちてボロボロになった電信柱。ここは空も水も深い青色。
古いタイヤが沢山放置されている海岸。
湖水の塩分増加により死んだ魚が、粉々になって砂のように海岸を埋め尽くしている。
3羽のホワイト・ペリカンがゆっくりと湖面を進んでいく。こんな景色をボーっと眺めているのが好き。
ノースショア・ビーチで休むホワイトペリカンとブラウンペリカン。
古い電信柱とひび割れた地面。
朽ちて半分土に埋まったキャンピングカーの残骸。ここは侘しさと美しさが同居する不思議な光景に溢れている。
ノースショア・ビーチで暗くなっても遊び続ける地元の子供たち。自分が子供の頃もそんな風に毎日遊んでいたっけ。
政府はソルトン湖生態系修復と保護の計画を進めている最中とのこと。
鳥たちが平和に暮らせる環境をずっと守り続けて欲しいです。
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