ネバダ州に入って最初に立ち寄ったのは、 US-95沿いにある Goldfield(ゴールドフィールド)という町。
ここは1902年に金が発見されて以来急速に発展したゴールドラッシュの町です。1906年のピーク時の人口は2万人以上。当時はネバダ州で一番大きな町でした。
新聞社は3件、銀行は5件もあり、鉱業証券取引所、ファンシーなレストランやバー、劇場、ショッピング、社交クラブやスポーツイベントなど、大都市にあるようなものは全てこの町にあったそうです。
1908年にオープンしたゴールドフィールド・ホテルは当時アメリカ西部で一番豪華なホテルと言われていました。部屋には電気、電話、暖房などが備わっており、ロビーには黒革の家具、シャンデリアなど贅沢に装飾されていたそうです。
現在は使われていませんが、幽霊の出るホテルとして何度もテレビに取り上げられているそう。
この歴史的なサルーンには、かつてネバダで一番意地悪なバーテンダーがいたとか。
町の衰退はとても早く、鉱山業が下火となった1910年までに人口は5000人まで減少。
その後は1913年の洪水、1923年の大火災により多くの建物が破壊され、無くなってしまったそうです。
現在は約200人の住人がいる、半ゴーストタウン。
町にはビジターセンターや小さな博物館もあり、絵になる建物がいくつも残っています。
町の北西部にあるセメタリーも一見の価値あり。
ここにある沢山のお墓を見ると、いかにこの町が大きかったか実感します。
Library Paste(糊のようなもの)を食べて亡くなったという男性のお墓。
急速に繁栄し、急速に衰退した町。
沢山の人々が行き交い、それぞれのドラマがあったんだろうな。
この町のもうひとつの見所は、町の南東部に位置している The International Car Forest(インターナショナル・カーフォレスト)。
ユニークにペイントされた古い車が展示してあるアウトドア・ギャラリーです。
テキサス州のアマリロにある、キャデラックランチを思い出しますね。
メジャーな道路沿いにあるので行くのも簡単。見所も多くて、意外と楽しめるゴーストタウンだと思いました。
行き方
ゴールドフィールドはネバダ州の南西部に位置しています。一番近い町 Tonopah(トノパ)からUS-95を南へ約30分のドライブ。ラスベガスからだと約2時間45分かかります。
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