Montezuma Canyon(モンテズマキャニオン)

前日のハードなハイキングで全身筋肉痛になった体を引きずりながら、翌日私たちが向かった先は Montezuma Canyon(モンテズマキャニオン)というエリア。

ここには Montezuma Creek Road という道が南北に通じていて、この景色の良いダートロード沿いにはあまり知られていないネイティブアメリカンの遺跡や壁画が点在しています。

全長約34マイル、キャニオン沿いのくねくねした道のりは走るだけでも2時間近くかかりそう。なので私たちは今回南からアクセスし、いくつかの見所だけ回って戻ってくるという行程をとりました。

 

まずは南の入口近くにある壁画。結構いい感じです。

 

Petroglyphs in Montezuma Canyon, UT

 

エルクやバッファロー、後方には馬に乗った人間が描かれているので猟をしているシーンでしょうか。

 

Petroglyphs in Montezuma Canyon, UT

 

馬の顔だけを描いた壁画は初めて見ました。

 

Petroglyphs in Montezuma Canyon, UT

 

これは何の動物かな?面白い表情をしてます。

 

Petroglyphs in Montezuma Canyon, UT

 

沢山の四角いフィギア。

 

Three Kiva Pueblo, Montezuma Canyon, UT

 

南の入口から約7.3マイルの所にあるのが、Three Kiva Pueblo(スリーキバ・プエブロ)と呼ばれる遺跡。モンテズマキャニオン沿いの遺跡で、ここだけがBLMの管轄です。

その他の遺跡はプライベートの土地にあるので、道路沿いから見るのが基本になります。

 

Three Kiva Pueblo, Montezuma Canyon, UT

 

約1000年前、水資源が豊富だったこの辺りにはコミュニティーが形成され、繁栄していたそう。

このコンプレックスは14部屋、3つのキバ、作業場、七面鳥の飼育部屋があったと言われています。そのうちひとつのキバだけが再建されていて、ハシゴを下りて中に入ることができます。

 

Inside of Three Kiva Pueblo, Montezuma Canyon, UT

 

キバとは宗教的な儀式やセレモニーになどに使われる部屋。とても良く出来ていますね。

ここでひとり静かにたたずんでいると、まるで当時の人々の声が聞こえてきそう…。

 

Bradford Ruin, Montezuma Canyon, UT

 

次に私たちが見つけたのは Bradford Ruin(ブラットフォード遺跡)。

キャニオンの中腹にあり、ループ状の道が遺跡の前まで伸びているので分かり易いです。手前にはフェンスがあるので、下から見上げて撮影しました。

 

Honeycomb Ruin, Montezuma Canyon, UT

 

そしてこれが Honeycomb Ruin(ハニカム遺跡)。

実はここに来た一番の目的はこの遺跡。なので見つけた時はテンション超上がりました!蜂の巣のようなテクスチャーの天井がたまりませんね~。

 

この後は来た道をUターン。もっと奥まで行きたかったですが、次回のお楽しみにとっておきます。そして私たちのネイティブアメリカンの遺跡めぐり、この後もまだまだ続くのでした…。

 

 

行き方

モンテズマ・キャニオンはユタ州南東部に位置しています。近郊の町は Blanding(ブランディング)、Bluff(ブラフ)、Montecello(モンテセロ)など。行き方は何通りかありますが、私たちが Blanding からアクセスしたルートで、これが多分一番ダートロードを走る距離が少ない行き方です。US-191を南下、左折してUT-262(Hovenweep Rd)に入ります。約8.4マイルで左折して Hovenweep Rd に入ります。約6.7マイルでで左折して Montezuma Creek Road(CR-146) へ。約9マイルで右折し、そのままMontezuma Creek Roadを進みます。ここがモンテズマキャニオンの入口で、ここからはハイクリアランス車が必要です。Dry Washをいくつか渡りましたが、かなり荒れてデコボコしていました。雨の日は走行が厳しいと思います。

 

 

 

 

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