アリゾナ州 Page、ナバホ居住区内にある Antelope Canyon(アンテロープキャニオン)、もう10年ぶりくらいになるでしょうか、すごく久しぶりに行ってきました。ここは近年観光客がとても増えてとにかく人が多い。人込みの中で写真を撮るのはどうも気が進まなくて、何年も足が遠のいていました。
アンテロープキャニオンは Upper と Lower に分かれているのですが、Upper の方は過去2回行った事があるので今回は初めて Lower の方へ。こちらはキャニオン内に入る際、急な階段を上り下りしなくてはならないこともあり少し人込みが少ないのですが、アッパーに全く引けをとらない素晴らしい景観。そしてツアー料金もアッパーの約半額(写真ツアーは47ドル)なのでかなりお勧めです。
私達は込み合う時間帯 (光のビームがキャニオンに差し込む10時30分からお昼頃まで)を避けて、午後2時半からの写真ツアーに参加してみました。
5月始め、その日は雲が多くイマイチなお天気。そして平日の午後だったからか比較的人が少なめのようでした。その時間のツアーの参加者は私達2人だけだったのはラッキーでもあったのですが… ナバホのフレンドリーなガイドさんがつきっきりになり、ずっと話しかけられあまり撮影に集中できず。そして他のツアーグループが何組も狭いキャニオン内を行き交うのでやっぱり落ち着かない。でも混んでいる日時だったらもっと沢山の人がいる中での撮影になるので、それに比べたらずっとましだったのかな。
ツアー時間が近づくと太陽も顔を出し、なかなか良い光になりました。
午後は岩に光が当ってコントラストがきつくなってしまうエリアもありますが、この時間なりの美しい光を見つけることもできます。
Navajo Sandstone で出来た岩が鉄砲水などによって侵食を繰り返し、このように複雑で美しいフォームを形成するそう。
ロウワーアンテロープキャニオンといえばこのアーチ。
Navajoガイドさんのアドバイスで、ここではホワイトバランスを Fluorescent にして撮ってみました。綺麗な赤紫に。
神秘的で美しいアーチ。
レンズは広角から標準のズームが使い易いと思います。ダイナミックな構図や一部分を切り取ったりと表現の幅が広がります。
この場所、午後のこの時間にしか光が差し込まないそうです。
1番心配してたのは光の状態、夕方近くの光はどんな感じなのか不安もあったのですが全然悪くなかった。
自分で構図を見極めて撮る時間も気持ちの余裕も無く、あっという間に2時間のツアーは終わってしまいました。でも適当にどこを切り取ってもそれなりに絵になるのがアンテロープキャニオン、やっぱりすごい場所でした。
行き方
アリゾナ州 Page(ペイジ)の町から約10分のドライブ。 AZ98 を東方面に約2.2マイル進み、 Indian Route 222 を左折。約0.5マイルほど進んだところで左側に出てくる道に入るとパーキングに到着します。
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