Mesa Verde National Park(メサベルデ国立公園)はコロラド州南西部、フォーコーナーズと呼ばれる4つの州(アリゾナ、ニューメキシコ、コロラド、ユタ)が隣接するあたりに位置しています。
古代プエブロインディアンであるアナサジ族の遺跡群で、園内には Cliff Dwellings(岩窟住居)と呼ばれる集落が点在しています。
この地域には大昔から北米先住民の祖先が暮らしていて、最初はメサ(崖上の台地)上に住居を構え農耕を営んでいました。しかし11世紀から12世紀に掛け、崖を降りた渓谷の中に岩窟住居が作られていったそうです。
Cliff Palace (クリフ・パレス)などメジャーな遺跡の内部はレンジャーによるガイドツアー(有料)でしか行けないので、公園に到着したらすぐに申し込んでおくとよいです。
スプルース・ツリー・ハウス の内部。日干しレンガが積み重なって作られている。
古代の高層マンションです。
一番有名なクリフ・パレスの全景。外敵の襲来から守るため、崖の内部をくりぬいたような部分に集落を形成している。
クリフ・パレスは午後遅くにならないと全体に日があたらないので、夕方の撮影がお薦め。
ツアーに参加すると、崖に作られた長いハシゴを降りて遺跡の内部へ連れて行ってくれます。
望遠レンズで撮ったクリフ・パレスのクローズアップ。部屋数約150、キバの数は23個と言われています。
クリフ・パレスのツアーでは住居の説明や、アナサジ族がどんな生活を送っていたかなど、とても興味深い話してくれます。
古代の人々が毎日どんなことを考えここに住んでいたのか、しばし思いを巡らす貴重な時間となりました。
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