ずっと見てみたいなあと思っていた冬のブライスキャニオン国立公園、2016年の年末にようやく行くことができました。
ここはどの季節に行っても素晴らしい場所ですが、冬の雪景色はまた格別。あのニョキニョキ生えた赤い岩柱に白い雪のアクセントが映えて何とも言えない美しさ。
冬は雪のため園内の道路は一部クローズされますが、メインのビューポイント周辺(サンライズポイント、サンセットポイント、インスピレーションポイント)の道路は毎日除雪されています。
冬にここまで来る人はそんなに多くないだろうと思って行ったのですが… 年末でお休みの人が多いからか平日なのに沢山の人がいてビックリ。パーキングも一杯で道にまであふれていました。皆寒いのによく来るなあ~と関心してしまいます。
この日の朝の気温は15℉(マイナス 10℃)。朝日が昇る30分前(7:00AM) には三脚を立ててスタンバイ。
インスピレーション・ポイントからの朝日。
First Light(朝一番の光)で濃いオレンジに輝くHoodoo(岩柱)が絶品。
ここの岩柱は他の地域にあるのとは少し違う感じがしますが、どのように出来たのでしょうか。
ブライスキャニオンは Frost Wedging(凍結風化)の代表的な例。激しい気温の変化により霜や氷が溶けて凍るを繰り返し、岩に小さな割れ目が出来ます。そこから雨水が浸み込み気温が下がるとまた凍結。拡張した氷によって小さな割れ目が大きな亀裂になり、最終的には大きな岩を分割してくのだそうです。だから細かく繊細な岩柱ができるのですね。
赤岩にお砂糖をふりかけたよう。昔こんなお菓子があったような気が… 何だったかな?
サンセット・ポイントからの眺め。ここはサンライズもお勧めなのです。
岩柱を下から眺められるナバホ・トレイルを少し歩いてみました。
トレイルは雪と氷でつるつる滑ってとても危険。ハイキングブーツだけでは不安なので、それにプラスして滑り止めにチェーンスパイクを装着すると良いです。
とっても寒かったけど、冷たい空気が清々しい冬のブライスキャニオンでした。
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