3月のロックダウン以来初めて、州外への旅に出かけてきました!
目的地はアリゾナ州のセドナ。なんとなく行きたくなってしまったのです。
その前に Jerome(ジェローム)というゴーストタウンに寄り道をしたかったので、ちょっと遠回り。ここまでクネクネした山道を含む7時間のドライブでしたが、給油のため一回停まっただけで、ほぼ休憩なしで来てしまいました。
ジェロームは19世紀の後半から Copper(銅)の採掘で栄えた町。
1920年代には人口が15,000人もいたそうです。当時は人口の78%が男性で、鉱山の労働者だけではなく、密売者、ギャンブラー、売春婦なども集う場所でした。” Wickedest Town in the West(西部で最も邪悪な町)”として知られていたそうです。
しかし1929年に大恐慌が始まると鉱山業は下火となり、第二次世界大戦で一時的に銅の需要が増えたものの、その後は急速に衰退。1953年には鉱山は閉鎖となりました。
その後町に残った人々は100人もいなかったそうなのですが、彼らは町を救うために、ジェロームを Historic Ghost Townとして推進。そのお陰で1967年には政府により National Historic District(国定歴史地区)に認定されました。
現在は観光、アーティストの町になり、人口は約450人だそうです。
まずはトイレ休憩も兼ねて、町の中心部から少し離れた所にある Gold King Mine & Ghost Town に行ってみました。
ここは古い建物や機械、車などが展示してあるミュージアムのような場所。かつては金が採れたもうひとつの鉱山集落だったそうです。
敷地内には古い車やトラックがずら~っと沢山あります。
こういうガラクタっぽい物が好きな人には、お勧めの場所。
途中で雨が降り出してしまったのですが、屋根の下で雨宿りをしていたら、スタッフの人が親切に傘を持ってきてくれました。
その後町の中心部に戻り、パーキングスポットを探して車を停めると、このお店が目に飛び込んできました。
実はずっと前に何かの写真でこのお店の看板を見たことがあって、印象に残っていたのです。このお店はもともと売春宿で、その後レストランになり、今はアンティークショップ兼アートギャラリー。
お店の名前を忘れていたので前もって検索できなかったのですが、偶然見つけることができてラッキーでした。
そしてジェロームといえば、ゴーストタウンっぽいこの建物。
小雨が降り続く中、撮影しました。
これは鉱山のオーナーであった James Douglas が1919年に建てたホテル。ここに鉱夫たちが寝泊まりしていたそうです。
現在は個人の所有物で一般公開はされていません。なんだか惹かれる建物なのでもっと近づきたかったのですが、道もクローズされていました。
さて、雨が降ったおかげで少し気温が下がったし、サンダーストームの雲がいい感じです。
セドナまであとちょっとですが、その前に予定には入れてなかったあの場所へ行ってみようかな…。
行き方
アリゾナ州 Sedona(セドナ)から SR-89A を南西に約40分のドライブ。
町の中心にパーキングがあるにはあるのですが、空いているスポットを見つけるのは難しいかも。少し離れた町の北部(Jerome-Perkinsville Rd沿い)に広いパブリック・パーキングがありますが、お店のある所まで少し歩く必要があります。週末はこのパーキングからフリーシャトルがでているそうです。
このパブリック・パーキングから Jerome-Perkinsville Rd を更に1マイル程に進むと、Gold King Mine & Ghost Town があります。入場料は大人7ドル。
ジェロームは観光地化されたゴーストタウンで、歴史的な建物はもちろん、おしゃれなレストラン、お土産屋さんもあるので、一日かけて楽しめる場所。セドナ滞在中の趣向を変えたデイ・トリップとして最適だと思います。
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