私たちが次に向かったのは、グレートソルトレイクの南東部に位置する大きな島、 Antelope Island(アンテロープアイランド)。
ここは島全体が州立公園になっていて、大自然の中でキャンプやトレッキングなどが楽しめる場所なのでですが、一番の見所は何と言っても野生動物。ここにはバッファローやプロングホーンなど様々な野生動物が生息していて、ミニサイズのイエローストーン国立公園のような感じなのです。
だから地元の野生動物・野鳥フォトグラファーにはとても人気の場所。今回も大砲レンズを持った人を沢山見かけました。
一般の車がドライブできるのは、北部にあるビジターセンター周辺と、半島の東側を南北に通る道のみ。どんな動物たちに出会えるのか、ワクワクしながら車を走らせます。
まずはビジターセンターの裏にいた Pronghorn(プロングホーン)をチェック。
プロングホーン は American Antelope や Pronghorn Antelope とも呼ばれ、この島の名前の由来となった動物です。
ここはバッファローが沢山いることで有名なのですが、この日は遠くの丘にちょっと見えただけ。
草原の中にコヨーテを発見!
何か食べていたようで、口をもぐもぐさせてました。
カメラを向ける私たちに気づくと、素早く道路を渡り草むらの中へどんどん入って行ってしまいました。
十分に距離を取った後、振り返ってフッと笑うコヨーテ。
木の上に何か大きい塊… と思ったらヤマアラシです。木の枝を食べながら、時折うとうと寝ているようでした。
シカのファミリーが日向ぼっこをしていたのは、公園の南部にある Garr Ranch(ガーランチ)。ここにある家屋は、ユタ州の中で白人が建てた一番古い家なんだそう。
アンテロープアイランド州立公園は、グレートソルトレイクを見渡す景色も素晴らしいです。
朝日が昇る直前の空と枯れ木を撮ってみました。
この日の朝も超寒くて、マイナス10度くらい。
水面に映る夕焼雲も良かった。
ソルトレイクシティのような大きな街の近くにこんな大自然があるなんて、地元の人が羨ましいです。
もし私がこの近くに住んでいたら、野生動物を探しに毎週でもここに通うのになあ… なんて考えつつ、この地を後にしたのでした。
行き方
ソルトレイクシティからは約40分のドライブ。出入り口は一か所で、半島の北部と陸地を繋ぐ道路からのアクセスとなります。I-15を北上し、Exit 332を出てAntelope Driveを右折。約7マイル走ると、州立公園の料金所があります。そこから堤防道路を渡ると島に到着します。
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