Crack Canyon Trail を歩いた後、今夜の宿に早めにチェックインするため Torrey(トーリー) という町にやって来ました。
Crack Canyon では激しい雨に降られたのに、この辺りは全然降らなかったみたい。夕方のお天気も悪くないし、 ダートロードの状態も心配なさそう。なのでこの後、今回雨で行きそびれていた Cathedral Valley(カテドラルバレー) に行ってみよう!という事になりました。
キャピトルリーフ国立公園内に位置する Cathedral Valley(カテドラルバレー) は、 以前来た時に朝日と夕日に染まる Temple of the Sun and Moon(テンプル・オブ・ザ・サン & ムーン)という二つ岩の美しさに、とても感動したのを覚えています。
Temple of the Sun & Moon の手前には、Glass Mountain(グラスマ ウンテン)と呼ばれる、クリスタルで出来た小さい山があります。
Gypsum Crystal(石膏結晶)で出来た、高さ約4.5メートルの山。
どうしてここにこんな物があるのか不思議ですよね。ナショナルパークのサイトで調べてみたら、
【 グラスマウンテンは、エントラーダ砂岩を流れる地下水によって形成された。地下水には Gypsum(石膏)が溶けており、それが結晶化して「石膏プラグ」と呼ばれるものを形成。このプラグ、つまり石膏の山が、柔らかなエントラーダ砂岩が浸食されるにつれて露出した 】(National Park Service 参照)と書いてありました。
周辺を散策していると、水溜まりに写る Temple of the Sun & Moon を発見!
この二つの岩山は、Monolith(モノリス)と呼ばれる一枚岩で、Entrada Sandstone(エントラーダ砂岩)で出来ています。
エントラーダ砂岩とは、1億 6000万年前のジュラ紀に干潟に堆積したと言われる、きめの細かい砂岩のこと。
今回は夕方で岩の正面に日が当たっていなかったので、後ろから撮ったものばかりでした。
前回の訪問時は朝日に染まる Temple of the Sun が撮れていたので、良かったらそちらをご覧くださいね。
前回は2日間全く誰にも会いませんでしたが、それは10年前の話し。今回は道の途中で何台かの車とすれ違い、また岩の麓でも4~5台くらい他の車を見ました。でも日が落ちるまでその場にいたのはやっぱり私達だけ(笑)。
空が完全に暗くなる前にはダートを走り終えたいと、帰りは急いで運転。でも途中、こんな可愛い牛の親子たちに邪魔されてしまい(笑)、結局ダートを出る頃は真っ暗でした。
行き方
Temple of the Sun and Moon の岩までは、ユタ州 Torrey(トーリー)という町から約2時間のドライブ。UT-24を東に約29マイル走り、左手にある Cathedral Rd に入ります。道の入口には看板があります。この道を約17マイル走ると到着。ダートロードはそれなりにデコボコ、わだち、水溜まりもあるので、四駆かハイクリアランス車は必須。雨が降ったら走れなくなる可能性があります。
*上記がフレモント川を渡らない行き方です。Cathedral Valley のダートロードは 全60マイルのループになっていて、もう片方の入口(Hartnet Rd) は川を渡る必要があります。
トレイル情報
特に決まったトレイルは無く、自由に歩き回ることができます。この二つの岩山は角度によって見え方が変わって面白いので、ぜひ周辺を歩き回ってみて下さいね。
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