今回は水の流れをふわっと滑らかに表現できる、NDフィルターについて私のおすすめを紹介。
NDフィルター(Neutral Density Filter) とは、カメラのセンサーに入ってくる光の量を減らすフィルターのこと。このフィルターをレンズに付けるとスローシャッターになり、幻想的な表現をすることができます。
代表的な作例は、シルクのように流れる滝の風景。
私が今まで持っていたNDフィルターは ND8(3絞り分減光)。森の中など日陰で滝を撮影する場合、すでに周りが暗いので ND8 でも水の流れをシルキーにさせることができました。
でもオレゴンの美しい海岸など、開けた明るめ場所で水の流れを滑らかに撮りたかったので、もっと濃いNDフィルターが欲しかったのです。
そこで選んだのがこのフィルター。
Kenko Pro1D Lotus ND64
どの濃さのNDフィルターを買うかはとても迷うところなんですが、今回は ND64(6絞り分減光)を選択。
ND64 だと滝の撮影から海辺の撮影まで、広範囲に使えそうです。
ちなみに、滝の流れを絹糸のように表現するのが目的なら、ND16 くらいで十分だと思います。
メリット
- 撥水、撥油コーティングがされていて、水しぶきや、指紋、ホコリなどが付きにくいこと。
- 汚れが付いてもひと拭きで簡単にキレイになるので、メンテナンスが楽。
- 薄型で、着脱もスムーズ。
- 色の再現性が良好。色かぶりはほとんど無し。
デメリット
値段がちょっと高め(約8000円)なことかな。
使ってみた感想
ND64 だと見た目はほぼ真っ黒。一眼レフカメラの場合、これをつけてファインダーを覗いてもほとんど何も見えない…。
なのでフィルターを付ける前に構図・ピント合わせをするか、ライブビュー撮影にする必要があります(撮像素子を使ったライブビュー撮影なら、実際に写る映像をそのまま液晶モニターで確認できるので)。
やはり撥水・撥油コーティングがとっても優秀だと思いました。フィルターについた水しぶきを、サッと落とせるのは本当に便利です。
あと装着がスムーズなのが嬉しい。足場の悪い川の中に入ってる時、夕暮れ時など数秒の時間を争う時、フィルターの装着で手間取ってしまうのはとってもストレスでなので。
心配していた色被りはほとんどありません。超広角で使った場合、ケラレ(写真の四隅が黒っぽくなること)は多少ありましたが、そこまで気にならないし、後でフォトショップで調整すれば問題なし。
まとめ
KenkoのPro 1D Lotus シリーズは、値段的には安くはないですが、値段と品質のバランスが取れた良い商品だと思います。
これから夏に向けて、水辺、花火の撮影など、NDフィルターを使う機会がどんどん増えてきますね!
NDフィルターを1枚持っていると、表現の幅が広がって撮影がより楽しくなります。
Kenko NDフィルター PRO1D Lotus ND64 光量調節用 撥水・撥油コーティング
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