次に私達が向かったのはセントラル・オレゴン海岸沿いの小さな町、Neskowin(ネスコウィン)。ここにとっても素敵なものを見つけてしまいました。
その名は、Ghost Forest(ゴーストフォレスト)。
大昔の木の残骸が、干潮の時だけ、まるでゴーストのように海の中から姿を現します。私はこういう景色にとてつもなく惹かれてしまう。
この切り株は2000年以上前の Sitka Spruce Tree(ベイトウヒ)。クリスマスツリーで有名な Spruce の一種ですが、ここにあったのは 45~60m の背の高いものだったそうです。
この森が大昔に地震と津波によって破壊され、その時に木の根元が砂の中に埋まりそのまま長い間保存された状態でした。それが1997年にオレゴン中部を襲ったストームによって砂が流され、露出したんだそうです。
ちょっぴり不気味な感じですね。
この日は夏のオレゴンの海岸では典型的なお天気、雲と霧で一日中どんよりしてました。気温も15度前後と寒かった。
近くで見ると、まさに切り株。今は貝殻などでびっしり覆われています。
この砂浜には何故か蟹がたくさんいるようで、蟹の殻がそこらじゅうに落ちていました。
かもめさん達は蟹食べ放題、うらやましい…。
小ぶりの West Coast Dungeness Crab (アメリカイチョウガニ)みたいです。
水がふわっと流れる様子を表現したかったので、NDフィルターを使って長時間露光撮影しました。
ゴーストっぽい写真が撮れたという意味では、このお天気も悪くなかったかな。
行き方
オレゴン州中部の Neskowin(ネスコウィン)という町の海岸にあります。US101と Hawk St の交差する所にある Neskowin Beach State Recreation Site の駐車場に車を停め、そこから Salem Ave を渡ってビーチに出ます。すぐに Neskowin Creek という川を歩いて渡りますが、深さは足首くらい。南方向にどんどん歩いて行き、Proposal Rockという島を通り過ぎた辺りがゴーストフォレストです。ゴーストたちが見れるのは干潮の時だけなので、潮見表チェックをお忘れなく。
Leave a Comment