Arsenic Arch(アーセニックアーチ)

今春の撮影旅行では、ユタ州南東部にある Hanksville(ハンクスビル)という町の周辺でまだ行ったことのない場所を探していました。

そこで見つけたのが、Arsenic Arch(アーセニックアーチ)と呼ばれるナチュラルアーチ。ここは知っている人も訪れる人もかなり少ないと思われます。

どうしてアーセニック(ヒ素) と呼ばれているのか調べてもよく分からなかったのですが、この辺りは Poison Spring Canyon(ポイズンスプリング・キャ二オン)と呼ばれているそうなので、ヒ素は毒だしそれが関係があるのでしょう。この辺の土や湧き水から毒素が出ているのかな?

でもほら、なかなか絵になるアーチです。

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Arsenic Arch near Hanksville, UT

ここは歩く距離が片道 0.75 マイル(約1.2キロ)と短かかったので、それほど大変な道のりになると思ってなかったのですが、予想に反しかなり精神的に不安を感じたハイキングとなりました。

何故かというと、まずルートに目印が全く無い。ケルンも人の足跡も無く、あるのは牛の足跡だけ。つまりGPSがないと絶対に到達するのは無理。

またアーチは崖の下にあって、迂回をして高低差の緩やかな所から崖を降りて行くのですが、それがどこなのかイマイチ分かりにくい。私達は誰かが歩いたGPSルートをネット上で拾って、それを辿って行ったのでなんとか大丈夫でしたが、それでも本当にこのルートでいいのか、ここから崖を降りるのか、かなり不安に感じながら歩いたのです。そして崖を降りるとアーチが遠くに見えるのですが、そこに到達するまでに高い崖っぷちを歩いていかなくてはならず、それが何気に怖くて…。

つまり、周囲が渓谷に囲まれているという地形の特徴から、アクセスポイントをきちんと抑えて歩かないと簡単に迷ってしまいそう、一度迷ったらどっちに進むべきか分かりにくい、ということが私の不安を大きく掻き立てたのです。

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Hiker at Arsenic Arch

アーチ自体はそんなに大きくありません。

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Arsenic Arch near Hanksville, UT

私達は当初、夕日の撮影をするため日が落ちるまでアーチに滞在するつもりでした。でも暗くなって周囲や足元が見えなくなったら、たとえGPSがあっても来た道を戻れる自信が全く無くて、予定変更して日が落ちる前に車に戻ることにしました。

Arsenic Arch at Sunset

Arsenic Arch at Sunset

帰り道に夕日に照らされるアーチを遠くから望遠で撮影。

一番良い光の時にその場で撮影できなかったのが残念ですが、帰れなくなったら困るので仕方ありません。やっぱり身の安全が第一、こんな辺鄙な場所でリスクはとりたくないもの。

車に戻った時にはちょうど日が落ちた後、無事に帰ってこれてホッ~としました。

行き方:

ユタ州 Hanksville(ハンクスビル)から UT95 を南に約20.4マイル、左側に出てくるBLM 15210 (North Turkey Knob Road)というダートロードを約5.1マイル走ります。このダートはハイクリアランス車であれば問題ありません。看板も駐車エリアらしいものも何もありませんが、そのあたりに車を1台停められるスペースがあるのでそこに停めます。

トレイル情報:

片道0.75マイル(1.2キロ)で、身体的に難しい道のりではありませんが、ルートを探しながら岩を登ったり下りたりするので感覚的にはもっと長く感じます。高低差は 100フィート(約30メートル)で、所要時間は約1時間。帰り道はもと来た道を戻るので、だいぶ楽に感じました。道に目印はないのでGPSは必須。

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